世界最大級の自然公園

世界で一番大きな自然公園とは、どこでしょうか?これは素晴らしい質問ですが、そう簡単に答えられるものではないですよね。都市部に住む人々は自然とつながりたいと思っても、その方法が分からないことがあります。最近では多くの都市に公園があるとはいえ、見上げれば、高層ビル群が立ち並んでいるのが否応なしに目に飛び込んできます。

豊かな緑と静寂を求める人にとっては、これは魅力的な光景ではありません。そこで、世界各地にある最大級の自然公園をご紹介しようと思います。もしかしたら、いつかあなたもこれらの公園を訪れる機会があるかもしれません。

パパハナウモクアケア

世界最大の公園はどこだろうと疑問に思っているのでしたら、もう頭を悩ませる必要はありません。パパハナウモクアケア海洋ナショナル モニュメントは、世界で最も大きな国立公園の1つです。

2006年に大統領宣言によって制定され、現在では太平洋の150万平方キロメートル以上の面積を占めています。これは、アメリカ合衆国内にあるすべての国立公園の総面積を上回る数字です。

パパハナウモクアケア」という名前はハワイの2人の祖先、ワケアとパパハナウモクに由来しています。現地のハワイの人々にとってこの場所は、死後、すべての霊が戻ってくると考えられている聖なる場所であるということを付け加えておきましょう。また、多くの固有種を含む野生動物が生息しています。

北東グリーンランド国立公園

1974年に設立され、1988年には現在の広さに拡張された「北東グリーンランド国立公園」は、世界でも有数の面積を誇ります。もしこれを国の大きさで考えると、タンザニアとエジプトの間に来る31番目に大きな国ということになります。

多くの哺乳類が生息しており、世界に生息するジャコウウシのうち、40%がこの地に生息。また、沿岸部にはクジラやアザラシのほか、ホッキョクグマ、カラードレミング、オコジョ、ホッキョクギツネ、セイウチなどが生息しています。

カバンゴ ザンベジ国立公園

英国の約2倍の面積を誇るカバンゴ ザンベジ国立公園は、ジンバブエ、ザンビア、ナミビア、ボツワナ、アンゴラの南部アフリカ5か国にまたがるザンベジ川とカバンゴ川の流域に位置しています。

公園全体の見どころと言えば、世界最大の内陸デルタであるオカバンゴ デルタと、もちろんヴィクトリアフォールズです。公園全体が野生動物の宝庫であり、密度の高い生態系があるため、サファリを楽しむならこれほど適した場所は他にありません。

もし一生に一度の冒険を体験したいなら、この場所を訪れ、辺り一面の素晴らしい大自然を楽しんでみてはいかがでしょうか。